このような悩みを持っている方向けの記事です
- 書類選考と面接後で、不採用通知メールをどう書き分ければいいか迷っている
- 失礼のない文章をゼロから考えるのが面倒で、今すぐコピペできる例文がほしい
- SNSで晒される・口コミで低評価を付けられるなどの炎上リスクを減らしたい
この記事を読むと解決すること
- 状況別(書類選考/一次面接/最終面接など)の不採用メールを、そのまま使える形で手に入れられる
- 不採用理由を聞かれても、角を立てずに安全に終わらせる返信テンプレがわかる
- テンプレ感を消す「1分カスタマイズ」で、会社の印象を落とさずに選考を締められる
この記事の要約
- 不採用通知は「短く・早く・理由は深掘りしない」が正解だ
- サイレントお祈りは最もハイリスクで、静かに評判と売上を削る
- たった一言の感謝や面接の具体を足すだけで、炎上リスクは大きく下がる
筆者について
はじめまして。当ブログを運営しているkoueiです。
私は人材業界に約10年間携わり、これまでに 中小企業から上場企業まで1,000名以上の人事担当者や経営者と直接関わりながら、採用支援・求人原稿作成・人材教育に取り組んできました。
営業トークに騙されないための『本音のハック術』を解説します。
不採用通知メール(お祈りメール)とは何かを整理し、まず押さえるべき書き方の結論
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不採用通知メール(いわゆるお祈りメール)とは、選考の結果、今回は採用に至らなかったことを応募者へお伝えするメールです。
中小企業では、採用担当が営業や総務などを兼務していることも多く、メール作成に時間を割きにくいですよね。だからこそ大事なのは、毎回ゼロから悩まずに済む「型」を先に用意しておくことです。
この記事では、状況別のテンプレートをコピペで使える形でまとめつつ、炎上やトラブルを避けるための“安全なライン”もセットで解説します。
先に結論だけ、もう一度まとめます。
不採用通知は「短く・早く・理由は深掘りしない」が基本です。
この型に寄せるだけで、失礼になりにくく、余計なやり取りも増えにくくなります。
忙しいと後回しにしたくなりますが、連絡が早いこと自体が誠実さになります。ここはできる範囲で早めに返しておくのが安心です。
不採用通知メールが必要な理由を押さえつつ、サイレントお祈りのリスクを避ける

不採用候補者は将来のお客様・取引先になり得る、という前提を持つ
中小企業の採用は、地域の中で行われることが多いです。応募者が近隣住民であることもありますし、BtoCなら将来のお客様、BtoBでも紹介や取引に繋がる可能性があります。
今日不採用にした人が、明日のお客様になるかもしれません。
この前提に立つと、不採用連絡は「断るため」ではなく「関係を壊さずに終えるため」に送るメールになります。
採用は勝ち負けではなくマッチングです。文面でその空気を作れれば、相手の受け取り方もやわらぎやすくなります。
サイレントお祈りが炎上や低評価口コミにつながる流れを理解する
「不採用を伝えるのが気まずい」
「返信の手間が惜しい」
この気持ちは、かなり自然です。
ただ、連絡しない(サイレントお祈り)は、誤解と不満を生みやすく、結果としてリスクが高くなりがちです。応募者側では、こんな心理が起こりやすいです。
- いつまで待てばいいか分からない
- 不安が続く
- モヤモヤが不信感になる
- SNSや口コミに書きたくなる
連絡がない不安は、相手の中で勝手に膨らんでしまいます。中小企業は評判が売上に直結しやすいので、ここは丁寧に終えたほうが得になりやすいです。
不採用を伝えることは、相手の時間を解放し、ネガティブな感情を最小化するための大事な対応です。
不採用理由は詳しく伝えないが、納得感は作れるようにする
不採用理由をどこまで書くかは、採用担当が一番悩むポイントですよね。結論としては、不採用理由の詳細は基本的に開示しないほうが安全です。
ただ、何も添えないと機械的に見えやすいです。そこで「納得感」を作ります。
ポイントは1つです。
あなたの能力不足ではなく、今回はマッチングの問題だった、というニュアンスを入れます。
使いやすい言い回しは、次のようなものです。
- 慎重に選考を進めた結果、今回は見送らせていただくこととなりました
- 限られた採用枠の中で総合的に判断いたしました
- 今回は弊社の現状の事業フェーズにより近い方を選考いたしました
この方向に寄せると、相手を否定せず、深掘り質問も出にくくなります。
関連記事として、合否の納得感を社内側で作る方法(面接評価の仕組み化)もまとめています。面接官の判断がブレて困っている場合は、あわせて読むと運用が一段ラクになります。

不採用通知メールの作り方を手順で整理し、状況別の例文テンプレートを用意する

ここからは実務の型に落とします。やることはシンプルで、テンプレを「選ぶ→差し込む→確認→送る」だけです。
ステップ1:送るタイミングを先に固定する
目安はこのくらいが運用しやすいです。
- 書類選考:できれば3営業日以内
- 面接後:3日以内、遅くとも1週間以内
- 求人停止など会社都合:決まり次第すぐ
応募者は結果待ちの間、他社の選考も進めづらくなります。待たせるほど不安が増えるので、スピードは誠実さそのものです。
「夜中に送っても失礼では?」という相談もありますが、基本は営業時間内が無難です。どうしても遅くなるなら、翌朝に回したほうが印象はよくなりやすいです。
ステップ2:送信前に迷わないための「不採用メール品質チェック」を作る
テンプレを使っていても、どこかが抜けると一気に雑に見えてしまいます。そこで、送信前に見るチェックを固定しておきます。A4・1枚に収めるイメージで十分です。
不採用メール品質チェック(最低限これだけ)
- 件名に応募職種と用件が入っている
- 宛名(氏名)が正しい
- 応募/面接へのお礼がある
- 不採用の結果が分かりやすい
- 理由は深掘りしていない(総合判断の表現にしている)
- 今後の活躍を祈る一文がある
- 署名(会社名/担当者/連絡先)が整っている
これが揃えば、最低限の礼儀と安全性は担保しやすいです。
ステップ3:状況別テンプレートを選ぶ(書類選考/一次面接/最終面接/求人停止/辞退後)
まず、件名テンプレです。件名で「何の連絡か」が分かると、不安を減らしやすいです。
件名の例
- 【選考結果のご連絡】〇〇職 ご応募ありがとうございました(株式会社〇〇)
- 【書類選考結果】〇〇職 ご応募の件(株式会社〇〇)
- 【面接結果のご連絡】〇月〇日実施 〇〇職(株式会社〇〇)
次に本文テンプレです。コピペして、社名・氏名・職種などを差し替えて使ってください。
書類選考の不採用通知メール 例文(テンプレ)
宛名:〇〇 〇〇 様
この度は、弊社〇〇職へご応募いただき、誠にありがとうございました。
書類を拝見し慎重に選考を進めました結果、誠に恐縮ではございますが、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。
ご応募にあたりお時間をいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
末筆ながら、〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
株式会社〇〇
採用担当 〇〇
電話:〇〇
メール:〇〇
一次面接後の不採用通知メール 例文(テンプレ)
宛名:〇〇 〇〇 様
この度はお忙しい中、弊社〇〇職の面接にお越しいただき、誠にありがとうございました。
社内で協議のうえ慎重に検討しました結果、誠に恐縮ではございますが、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。
限られた採用枠の中で総合的に判断した結果となりますため、何卒ご理解いただけますと幸いです。
〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
株式会社〇〇
採用担当 〇〇
電話:〇〇
メール:〇〇
最終面接後の不採用通知メール 例文(テンプレ)
宛名:〇〇 〇〇 様
この度はお忙しい中、最終面接にお越しいただき誠にありがとうございました。
慎重に協議を重ねました結果、誠に恐縮ではございますが、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。
最後まで弊社にご関心をお寄せいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
〇〇様の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
株式会社〇〇
採用担当 〇〇
電話:〇〇
メール:〇〇
求人停止(採用枠クローズ)での通知メール 例文(テンプレ)
宛名:〇〇 〇〇 様
この度は、弊社〇〇職へご応募いただき、誠にありがとうございました。
誠に勝手ながら、採用計画の見直しにより当該ポジションの募集を停止することとなりましたため、今回は選考を終了とさせていただきます。
ご迷惑をおかけし大変恐縮ですが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
〇〇様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
株式会社〇〇
採用担当 〇〇
電話:〇〇
メール:〇〇
辞退後のお礼メール 例文(テンプレ)
宛名:〇〇 〇〇 様
この度はご連絡をいただき、ありがとうございました。
ご辞退の件、承知いたしました。
短い期間ではございましたが、弊社選考にお時間をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
〇〇様の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
株式会社〇〇
採用担当 〇〇
ステップ4:不採用理由を聞かれたときの返信テンプレを先に決める
不採用理由を聞かれた瞬間に考えると、言い回しがブレやすいです。先に「返信テンプレ」を用意しておくのが一番ラクです。
不採用理由を開示しない定型文(テンプレ)
恐れ入りますが、選考内容の詳細および個別の理由につきましては、公平性の観点から一律でご回答を差し控えております。
せっかくお問い合わせいただいたところ恐縮ですが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
納得感を少し足す版(テンプレ)
恐れ入りますが、選考内容の詳細につきましては公平性の観点から一律でご回答を差し控えております。
今回は弊社の現状の事業フェーズにより近い方を総合的に判断し選考いたしました。何卒ご理解いただけますと幸いです。
電話で説明してほしいと言われた場合(テンプレ)
恐れ入りますが、公平性の観点から個別の詳細説明は差し控えております。メールでのご案内内容をご確認いただけますと幸いです。
ステップ5:テンプレ感を消す「1分カスタマイズ」を入れる
テンプレを使うのは正解です。ただ、テンプレ丸出しだと相手のショックが強まりやすいです。そこで“1行だけ”カスタマイズします。
入れどころは、お礼の直後が自然です。
差し込み例
- お話しいただいた〇〇のご経験は、大変印象に残っております
- 〇〇について具体的にお話しいただき、ありがとうございました
- お忙しい中、遠方よりお越しいただき誠にありがとうございました
この1行で「ちゃんと見てくれていた感」が出ます。忙しくても、ここだけは入れたほうが、結果的に揉めにくくなることが多いです。
表:状況別テンプレの使い分け早見表(いつ/何を書く/NG)
| 状況 | 送る目安 | 何を書く | 1分カスタム例 | 避けたいこと |
|---|---|---|---|---|
| 書類選考 不採用 | 3営業日以内 | お礼+結果+総合判断 | ご応募への感謝 | 具体理由(経験不足など) |
| 一次面接 不採用 | 3日以内 | お礼+結果+理由は深掘りしない | 面接で印象に残った話 | 反論を誘う表現(性格が合わない等) |
| 最終面接 不採用 | 3日以内〜1週間 | お礼+結果+協議した旨 | 最後までの時間への感謝 | 上から目線の講評 |
| 求人停止 | 決まり次第すぐ | 募集停止+お詫び+終了 | ご迷惑への配慮 | 会社都合を雑に書く |
| 辞退後 | 即日〜翌営業日 | 了承+お礼 | また機会があればの一言 | 嫌味、引き留めの圧 |
不採用通知メールでよくある間違いを先回りし、炎上を防ぐ注意点を押さえる

テンプレを増やしすぎて運用が止まる問題は、5種類に絞ると回ります
テンプレを増やしすぎると「どれを使うか」で迷って、送るのが遅れがちです。おすすめはテンプレを5種類に絞ることです。
- 書類選考
- 一次面接
- 最終面接
- 求人停止
- 辞退後
さらに差し込み欄は2つだけ(面接日時+1分カスタム)にすると、運用が止まりにくいです。欲張るほど回らなくなるので、ここは割り切って大丈夫です。ここ、サボってええというより「削った方が勝ち」になりやすいです。
複数面接官で評価が割れたときは、集計ルールを決めると通知が遅れません
判断が割れると通知が遅れ、結果としてトラブルの芽が増えます。おすすめの集計ルールはこの順番です。
- 最低条件(足切り)を満たさない場合は不採用を優先します
- それ以外は平均点で判断します
- 平均が近い場合は「根拠メモが具体的なほう」を優先します
根拠メモが薄い意見はブレやすいです。メモの濃いほうを優先すると、決定が早くなります。
なお、判断のブレを根本から減らしたい場合は、面接評価シートをA4・1枚で作っておくのが効果的です(評価軸の作り方や配点テンプレもまとめています)。

書きすぎて地雷を踏むより、短く安全に終えるほうが得です
丁寧にしようとして、理由を書きすぎるパターンが多いです。情報量は多いほど良いわけではありません。書きすぎるほど反論や追加質問が増えやすいです。
避けたい表現の例
- 能力が足りない
- 性格が合わない
- 若い人がほしい
- 家庭の事情がある人は難しい
- 見た目に関する言及
代わりに使うのは、総合的判断、慎重に協議、事業フェーズ、採用枠です。ここに寄せれば安全性が上がります。
不採用通知を効率化する運用ルールを作り、必要ならツールや外注も検討する

手作業でも回る最低限の運用ルールは、定時処理と10分ルールです
ツールがなくても回る、最低限の型はこれで十分です。
- 面接前にテンプレを共有フォルダで確認しておきます
- 面接後10分以内に下書きだけ作ります(送信は承認後でもOKです)
- 送信前にチェック7項目を見ます
- 送信ログを残します(日時/テンプレ種類/担当者)
面接後10分以内が一番大事です。ここを逃すと、他業務に飲まれて後回しになりやすいです。ここだけは守っておくと安心ですよ。
採用活動の上流を整えると、不採用連絡の負担も軽くなります
不採用通知は、どうしても発生します。ただ、求人票が曖昧だとミスマッチが増え、結果として不採用も辞退も増えやすいです。
もし「そもそも面接のズレが多い」「応募の質が合わない」と感じる場合は、求人票の作り方(仕事内容の具体化)も一度見直してみてください。上流が整うと、連絡のストレスも減りやすくなります。

ツールや外注は、件数が増えてからでも遅くありません
採用が増えてきたら、ATS(採用管理システム)などでテンプレ送信や履歴管理を楽にするのも手です。外注も選択肢になります。
ただ、最初から完璧な仕組みは不要です。まずはこの記事のテンプレ+最低限の運用ルールで回して、件数が増えたタイミングでツールを検討する、で十分戦えます。
不採用通知メールの例文と書き方をまとめ、最低限の正解ラインを3つに絞る

最後に、最低限の正解ラインを3つに絞ります。
- 不採用通知は短く、結果は明確に書きます
- 書類は3営業日以内、面接後は3日以内(遅くとも1週間以内)に送ります
- 理由は深掘りしません。その代わり感謝や具体を1行だけ添えます
今日からは「テンプレを選ぶ→差し込み2か所→チェック→送信」でOKです。これだけでも、炎上やトラブルの確率はかなり下げられます。

最後までご覧いただきありがとうございました。
お役に立てましたら何よりですが、
なかなか自分ごとに置き換えることが難しいケースもあります。
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